清水接骨院
腰痛公開 更新 4分で読めます

歩くと腰が痛くなるときに考えられること|休むと楽になる場合の注意点

歩いていると腰やお尻、脚が痛くなり、休むと楽になる。そんな症状で考えられる脊柱管狭窄症・股関節や足元の問題・筋肉の硬さなどを、足立区扇の清水接骨院の院長(柔道整復師)が解説。血管の病気との見分けの目安や、歩き続けるための工夫も紹介します。

監修:清水接骨院 院長 清水 正尊(柔道整復師)

立ったまま腰から股関節を押さえる男性(イメージ)

この記事の要点

  • 歩くと痛み、前かがみで休むと楽になる症状は、脊柱管狭窄症で多くみられる「間欠性跛行」の可能性がある
  • 股関節の硬さや足元の荷重の偏りで、歩行のたびに腰が反って痛むケースも多い
  • 脚の冷えや色の変化を伴う場合は血管の病気の可能性があり、医療機関での確認が必要

「歩いているとだんだん腰がつらくなる」

歩き始めは大丈夫なのに、しばらく歩くと腰やお尻、脚が痛くなり、立ち止まって休むとまた歩ける。買い物や散歩に出るのが億劫になる。そんな症状で来院される方が、清水接骨院では特にご高齢の方を中心に多くいらっしゃいます。

「歩くと痛い」腰痛には、いくつかの異なる背景が考えられます。この記事では代表的なものと、見分けの目安、歩き続けるための工夫を整理します。

考えられること1:脊柱管狭窄症による間欠性跛行

歩いていると脚に痛みやしびれ、重だるさが出て歩けなくなり、前かがみになって休むとまた歩けるようになる。この症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれ、腰部脊柱管狭窄症で代表的にみられます。

腰を反らす姿勢で神経の通り道(脊柱管)が狭くなるため、立つ・歩く姿勢でつらくなり、前かがみや座位で楽になるのが特徴です。自転車は平気なのに歩くのはつらい、という方はこのタイプが疑われます。詳しくは脊柱管狭窄症のページ間欠性跛行とは?をご覧ください。

考えられること2:股関節や足元の問題で腰が反る

股関節の前側が硬いと、歩くときに脚を後ろに振れず、その分を腰の反りで補うことになります。一歩ごとに腰を反らせて歩くため、歩くほど腰の負担が蓄積し、痛みが出ます。

また、扁平足や外側荷重など足元の荷重の偏りは、膝や股関節を通じて腰の使われ方を変えます。この場合、脊柱管狭窄症のような神経症状はなく、腰そのものの痛みや張りとして感じることが多いのが特徴です。

考えられること3:筋肉の硬さ・筋力の低下

お尻や太ももの筋肉が硬い、あるいは弱いと、歩行のたびに骨盤が不安定になり、腰の筋肉が代わりに働き続けます。運動不足や加齢で筋力が落ちた方に多くみられ、「歩くと腰が疲れる」「長く歩くと腰が重くなる」という訴えになります。

考えられること4:股関節や膝そのものの問題

変形性股関節症や変形性膝関節症では、歩行時の痛みが腰まで広がって感じられることがあります。脚の付け根や膝に痛みがある場合は、股関節痛のページ膝の痛みのページも参考にしてください。

血管の病気との見分けに注意

脊柱管狭窄症と血管の病気は、対応が全く異なります。まず医療機関で原因を確認することをお勧めします。

歩き続けるための工夫

  • 休みながら歩く:症状が出る前に前かがみで休み、また歩くことを繰り返します。歩かないでいると筋力が落ち、さらに歩けなくなるため、無理のない範囲で歩く総量を保つことが大切です。
  • 杖やカートを使う:前かがみになれるシルバーカーや買い物カート、杖は、腰の反りを減らして歩きやすくします。
  • 自転車を活用する:前かがみで乗れる自転車は、脊柱管狭窄症の方が移動を続けやすい手段です。
  • 股関節の前側をゆるめる:股関節の前側の柔軟性が戻ると、腰を反らせずに歩きやすくなります。方法は状態に合わせて来院時にお伝えします。
  • 靴を見直す:かかとが安定した靴を選び、足元の荷重の偏りが強い場合はインソールも検討します。

歩ける距離を保つために

歩くと腰が痛くなる症状は、原因によって対応が異なります。清水接骨院では、腰・股関節・足元の状態を全身で確認し、腰を反らせずに歩ける身体のバランスを整える施術と、歩き方の工夫をお伝えしています。医療機関で脊柱管狭窄症などの診断を受けている方は、その内容を伺ったうえで並行してできることをご提案します。

脊柱管狭窄症と歩行時の症状高齢者に多い腰の悩みもあわせてご覧ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の症状の診断や治療効果を保証するものではありません。症状が強い場合や長く続く場合、しびれや筋力低下、排尿・排便の異常などがある場合は、医療機関を受診してください。

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