清水接骨院
椎間板ヘルニア公開 更新 3分で読めます

ヘルニアと坐骨神経痛の関係|ヘルニアがあると必ず坐骨神経痛になる?

腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛はどう関係しているのか。ヘルニアが坐骨神経痛を起こす仕組み、ヘルニアがあっても症状がないケース、坐骨神経痛の原因がヘルニア以外にある場合、両方が重なる場合の考え方を、足立区扇の清水接骨院の院長(柔道整復師)が解説します。

監修:清水接骨院 院長 清水 正尊(柔道整復師)

腰の背骨から脚にかけて痛みが走る男性のイラスト(椎間板ヘルニアのイメージ)

この記事の要点

  • ヘルニアは坐骨神経痛を起こす代表的な原因だが、坐骨神経痛の原因はヘルニアだけではない
  • 画像でヘルニアがあっても、実際の症状はお尻の筋肉など別の場所から来ていることもある
  • 「ヘルニアがあるから」と決めつけず、症状の出方と身体の状態を合わせて確認することが大切

「ヘルニア」と「坐骨神経痛」はどう違う?

「ヘルニアで坐骨神経痛になった」「坐骨神経痛と言われたけどヘルニアなのか分からない」というご相談をよくいただきます。この2つは混同されがちですが、関係を整理すると理解しやすくなります。

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中身が飛び出して神経を刺激する「状態(原因)」の名前です。

坐骨神経痛は、お尻から脚にかけて坐骨神経の通り道に出る痛みやしびれという「症状」の名前です。

つまり、ヘルニアは坐骨神経痛を起こす「原因のひとつ」であり、ヘルニア以外にも坐骨神経痛を起こす原因はあります。

ヘルニアが坐骨神経痛を起こす仕組み

腰の椎間板の後ろ側には、脚に向かう神経の根元が通っています。飛び出した椎間板がこの神経を刺激すると、その神経が担当する範囲、つまりお尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが出ます。これがヘルニアによる坐骨神経痛です。

ヘルニアによる坐骨神経痛は、前かがみや座位、運転で症状が強くなる、咳やくしゃみで脚に響く、といった特徴があります。仕組みの詳細は椎間板ヘルニアとは?をご覧ください。

ヘルニアがあっても坐骨神経痛がない人は多い

MRIでヘルニアが見つかっても、痛みやしびれのない人は多くいます。ヘルニアの大きさと症状の強さは必ずしも一致せず、神経への刺激の程度、炎症の状態、身体の使い方などによって症状は変わります。

そのため、「ヘルニアがある」と言われたからといって、必ず坐骨神経痛になるわけではありません。また、坐骨神経痛の症状があって画像でヘルニアが見つかっても、実際の症状の原因がヘルニアとは別の場所にあるケースもあります。

ヘルニア以外の坐骨神経痛の原因

  • 脊柱管狭窄症:神経の通り道が狭くなるもの。歩くと症状が強くなり、前かがみで休むと楽になるのが特徴
  • 梨状筋症候群:お尻の深部の筋肉が坐骨神経を刺激するもの。座り続けると強くなり、お尻の奥を押すと響く
  • 腰椎すべり症:腰椎がずれて神経を刺激するもの
  • その他:骨盤内の病気、腫瘍、感染など(まれ)

詳しくは坐骨神経痛とは?をご覧ください。

ヘルニアと筋肉の問題が重なることも多い

清水接骨院で坐骨神経痛の方の身体を確認すると、医療機関でヘルニアと診断されている方でも、お尻の深部の筋肉の硬さや骨盤の傾き、股関節の使い方の偏りが同時にみられることがよくあります。

この場合、ヘルニアによる神経への刺激と、筋肉による神経への刺激が重なって症状を強めていると考えられます。ヘルニアそのものは施術で変えられませんが、筋肉の緊張や骨盤のバランスは整えることができ、それによって症状が軽くなる方もいらっしゃいます。

「ヘルニアだから仕方ない」と決めつけない

ヘルニアと診断されると、「ヘルニアがある限り良くならない」と感じる方が少なくありません。しかし、ヘルニアは時間とともに縮小することが多く、症状の出方には身体の使い方や筋肉の状態が大きく関わっています。

大切なのは、画像の診断名だけでなく、今の症状がどの姿勢や動作で強くなるのか、身体のどこに負担が集まっているのかを確認し、変えられる部分から整えていくことです。

受診が必要なサイン

清水接骨院でのご相談

清水接骨院では、ヘルニアと診断された方の坐骨神経痛に対して、椎間板に負担が集まる姿勢や動き、お尻や股関節の筋肉の状態を全身で確認し、神経の通り道の負担を減らすソフトな施術を行います。医療機関の診断・治療と並行して進めることも可能です。

腰椎椎間板ヘルニアのページ坐骨神経痛のページをあわせてご覧ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の症状の診断や治療効果を保証するものではありません。症状が強い場合や長く続く場合、しびれや筋力低下、排尿・排便の異常などがある場合は、医療機関を受診してください。

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